Commands

コンテナ起動時に渡されるコマンドについて (Docker)

基本形

起動後に 5 秒スリープするコンテナの例

Dockerfile

FROM Ubuntu
CMD sleep 5

CMD への渡し方は以下 2 通り。

  • CMD command param1
  • CMD ["command", "param1"]

引数だけを自由にしたい場合

Dockerfile

FROM Ubuntu
ENTRYPOINT ["sleep"]

以下のような形でコンテナ起動時に引数を渡すことができる。

$ docker run ubuntu-sleep 10

引数に対してデフォルト値を設けたい場合

上の例だと、引数を渡さずにコンテナを立ち上げようとしたときにエラーになる。
これを防ぐため、デフォルト値を与える。

Dockerfile

FROM Ubuntu
ENTRYPOINT ["sleep"]
CMD ["5"]

もし引数を別途指定すれば上書きされる。

$ docker run ubuntu-sleep 10

この書き方をするときは json フォーマットで書かないといけない。

エントリポイントを起動時に変更したい場合

以下のようなコマンドでいける。

$ docker run --entrypoint sleep2.0 ubuntu-sleep 10

Kubernetes での方法

引数の変更

引数は以下のような形で渡せる。

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: ubuntu-sleep
spec: 
  containers:
    - name: ubuntu-sleep
      image: ubuntu-sleep
      args: ["10"]

エントリポイントの変更

apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: ubuntu-sleep
spec: 
  containers:
    - name: ubuntu-sleep
      image: ubuntu-sleep
      command: ["sleep2.0"]
      args: ["10"]

つまり、マニフェストにおける command は Dockerfile における ENTRYPOINT であり、マニフェストにおける args は Dockerfile における CMD である。

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